シロアリの侵食被害は、家屋や家具に深刻な損害をもたらします。
シロアリの専門業者に点検や予防施工をしてもらうことが一番効果的ですが、シロアリを寄せ付けないように、いますぐできることもいくつかあります。
すこしの注意や工夫でシロアリの被害を回避できる可能性もあるので、ぜひ最後まで読んで自宅のチェックをしてみましょう(このページは約3分で閲覧が可能です)
目次
シロアリは「暗闇」と「湿気」がだいすき
シロアリの皮膚は非常に薄いため、太陽の光や乾燥に弱い特徴があります。
明るくて風通しのよいところにいるとしんでしまうので、暗くて湿気の多い土や木の中で生活しています。
そんな性質のシロアリにとって、家屋の床下はとても暮らしやすく、エサとなる木材もたくさん✨
シロアリの駆除・予防専門業者に点検してもらったり、定期的に薬剤を散布することが理想的ですが、今すぐにできるシロアリを寄せ付けないための注意点や対策について紹介します。
・家の周りや庭に廃材やダンボールを置かない
・腐ったウッドデッキを放置しない
・換気口の前にものを置かない
これらの注意点・対策についてひとつずつ解説します。
家の周りや庭に廃材やダンボールを置かない
シロアリのエサとなる木材(廃材)やダンボールを庭先に放置することは、シロアリに「ここに美味しいごはんがあるよ」と教えているようなものです。
雨や湿気によって濡れた木やダンボールは、シロアリにとって絶好の場所。
つい庭先に放置してしまいがちですが、不要なものは放置せずにはやめに処分しましょう。
腐ったウッドデッキを放置しない
腐って水気を帯びたウッドデッキも、シロアリが侵入しやすく木の中を通って床下へと潜り込みます。
シロアリは土や木の中を移動するので、侵食がどんどん進行して気づいたときには手遅れ、なんてことにならないよう朽ちた木材は早く撤去しましょう。
近年は、一見木材にみえるけれどプラスチックを原料にした樹脂・人工木のウッドデッキも人気があります。
換気口の前にものを置かない
シロアリは暗くて湿った、風通しの悪いところがだいすきです。🐜
床下は風通しが悪く水気も溜まりやすいので、1〜2箇所の換気口を設けていることが多いです。
しかし、何気なく換気口の近くにものをおいてしまい、せっかくの空気の通り道を塞いでしまうと床下の通気性は悪くなるばかり。
シロアリの侵入を応援するような結果になってしまうので、換気口の前にはものを置かないようにしましょう。
木造ではなくてもシロアリ被害の可能性あり
シロアリが食べるのは木材でシロアリの侵食被害にあってしまうのも、床下や柱の「木」のイメージが強くありませんか?
実際は「鉄骨造やコンクリートの家だからシロアリの心配はない」というのは大きな間違いです。
鉄骨造やコンクリートの建物であっても、柱や梁には木材を使用しています。
近隣の木造住宅を拠点とするシロアリが地面の中を移動して侵入してくる可能性もありますし、近くに山や雑木林がある場合も同様です。
鉄筋コンクリートの家も、木造と同じくシロアリ対策が必要です。
一番効果的なのは定期点検と予防処置
シロアリを寄せ付けない環境づくりはもちろん大切ですが、高温多湿で土壌が豊かな日本では、自分たちの工夫だけではシロアリの侵入を防ぎきれないという現状があります。
隣の家や裏山から侵入してくる可能性もありますし、そもそもシロアリが生息する環境へひとが家を立てて生活していることを思えば、シロアリとの関係性はうやむやにできないのです。
そうはいっても大切なマイホームがシロアリに食べ尽くされてしまっては、安全に暮らすことができません。
もっとも確実なシロアリ対策は、専門業者に定期点検と予防施工をしてもらうことです。
定期点検では実際に床下に入って蟻道と呼ばれるシロアリの通り道を探したり、木材の被害状態を調べたりします。
シロアリが嫌う成分を散布したり、シロアリにとって毒剤となるエサを設置したりして予防することも可能です。
シロアリが家の柱や基礎を食い尽くしてからでは手遅れなので、はやめの対策が吉といえるでしょう。
無料で点検や見積もりをしてくれる業者も多く、優良企業の紹介をしているのでこちらの記事も参考にしてくださいね。