シロアリの点検や駆除作業の見積もりを出してもらったけど、他の業者と比べてズバ抜けて安い・・・・・ これって大丈夫??と心配になったら要注意です。
住宅のシロアリ点検や予防作業は、家屋の強度を守っていくために非常に重要です。
日本全国にはシロアリ専門業者がたくさんありますが、その多くは無料で施工作業の見積もりを出してくれます。
「安く、質の良いサービスを受けたい」というのは当然の願いだと思いますが、いざ見積もりをとってみたら安すぎてびっくり!!!
「これは本当に大丈夫?」と安すぎる見積もりに対して心配になってしまった方へ、読んでいただきたい内容です。
結論からいうと、見積もりが安すぎるシロアリ業者はちょっと待った!!!
その理由と、優良業者の見分け方を解説していきます。
目次
シロアリ駆除費用が安すぎる業者のデメリット
シロアリの点検や駆除、予防施工の見積もり料金が極端に安い業者は、悪質業者の可能性があるので注意が必要です。
悪質なシロアリ専門業者に依頼してしまうと、あとになって高額な料金を請求されたり、手抜き工事をされてしまうこともあります。
シロアリ駆除や予防施工は、床下の点検作業や人体に影響のない薬剤を使用するため、きちんと効果的な手順を踏めばそれなりの料金がかるものです。
シロアリ駆除や予防施工の費用相場、見積書の内訳解説の記事も用意しているので、そちらもぜひ参考にしてください。
見積もり料金が極端に安すぎる業者のリスクは、以下が挙げられます。
ひとつずつ紹介していきます。
・あとから高額請求をされるリスク
・技術不足でシロアリ駆除が効果的にできていないリスク
・業者が倒産し将来の保証がなくなるリスク
あとから高額請求をされるリスク
シロアリ駆除や予防施工の料金が均一で表示されていたり、見積もり料金が相場と比較して安すぎると、あとから高額な追加料金を請求されるリスクがあります。
シロアリの点検や駆除施工は、家屋の築年数や構造、シロアリ被害の進行状況によって作業の難易度が変化します。
実際に訪問して床下の広さや間取りなどをみて、施工内容を明確にしてから見積もりをだす「訪問見積もり」が一般的なのは、訪問見積もりによって、想定内ので作業量、良質なサービスを提供できるからです。
しかし均一料金だったり訪問せずに見積もりをだすのは、当日になって想定よりも大規模な駆除施工が必要だったり、薬剤の量を増やさざるを得ないこともあります。
また、シロアリの予防施工後の点検や再発してしまったときの保証がサービスに含まれていなかったり、交通費や材料費を別に請求されてしまうパターンもあります。
破格なシロアリ業者に迷ったら、訪問見積もりの有無やサービス内容の充実さ、追加料金の有無を契約前にしっかりと確認しておきましょう。
おすすめは、2~3つの業者の見積もりをとって、料金・施工内容・口コミを比較することです。
技術不足でシロアリ駆除が効果的にできていないリスク
シロアリの施工作業には絶対的な資格がありませんが、確実にシロアリ駆除・予防施工をするためには、ある程度の経験や場数が必須となります。
家屋やシロアリの特徴、地域特有の土壌環境など、あらゆることを踏まえて効果的に駆除作業をおこなわないと、シロアリ被害が再発してしまったり駆除作業で駆除しきれないといった事態にもなりかねません。
シロアリの駆除料金が極端に安い場合は、床下に入る作業員が当日雇いの派遣作業員であったり、経験値の浅い可能性があります。
いくら安くても、効果的に作業ができてなかったら全く意味がありません。
業者の歴史や口コミ、実績件数をしっかりと確認するようにしましょう。
業者が倒産し将来の保証がなくなるリスク
シロアリ駆除の料金が安いことはうれしいですが、会社がきちんと業績を上げて潤っていなければ倒産してしまうリスクがあります。
シロアリの専門業者は日本全国に数多くあり、個人事業主もふくめると意外と盛んな業界であることがわかります。
5年間の保証や再点検のサービスを付帯していたのに、数年後にはシロアリ駆除業者が倒産してしまった▶アフターサービスを受けることができず、さらに別のシロアリ業者に新規で点検依頼をしなければならなくなった
というリスクがあります。
そういった点ではやはり大手のシロアリ業者は安心できますね。
優良なシロアリ業者をみわけるポイント
値段よし!技術よし!業績よし!の優良シロアリ業者をみわけるポイントを紹介していきます。
日本しろあり対策協会に加盟している
日本しろあり対策協会とはシロアリの被害や木材の腐朽から家屋を守るためにつくられた団体で、環境や人体に配慮された薬剤の認定やシロアリ駆除の効果的な工法を呈しています。
日本しろあり協会の会員になるためには、
・しろあり防御施工士の資格所得
・賠償責任保険への加盟
・労働災害保険への加盟
などの規定があります。
日本しろあり対策協会に加盟しているということは、シロアリに関する資格をもっていてシロアリの専門的な知識はもちろん、しっかりと保険に加盟していることの証明でもあります。
口コミや実績
インターネット上のレビューサイトや口コミでは、過去の顧客の評判や体験談でリアルな声を聞くことができます。
業者のウェブサイトや資料に記載されている実績や、専門知識もあわせて確認しましょう。
長い間地域で信頼されている業者や、実績のある業者は技術やサービス面で信頼性が高いといえます。
アフターサービスの充実度
シロアリの駆除・予防施工は、一度やったら終わりではありません。
散布した薬剤は、数年かけて自然分解されて効果がうすれていくので、数年ごとの再施工や、定期的な点検をしてシロアリが発生していないことを確認する必要があります。
定期点検や保証サービスなどについて、契約する前に確認しておきましょう。
複数のシロアリ駆除業者から見積もりをとる
シロアリ業者を検討中のときは、かならず2社以上から見積もりをとるようにしましょう。
見積もりの内容には施工作業の工法や料金内訳が記載されていますが、専門的なことも多く、見積もり書をみただけではどのような内容なのかわかりにくいこともあります。
見積もりを作成してもらったときには、その内訳について、どういった項目なのかしっかり説明を受けるようにしましょう。
その場で契約を決めなくてもOKですし、むしろ契約を急かすような業者は避けましょう。
2社以上から見積もりをとって内容を聞くと、駆除作業の工程がわかりますし説明内容の丁寧さの違いも感じるでしょう。
2社以上の見積もり内容や、業者の親切さを比較して最終的に契約を決めるのがおすすめです。
シロアリ専門業者の紹介サービスを使用する
自分で2~3社のシロアリ専門業者をチョイスして連絡するのに抵抗がある、よくわからない、という方は、シロアリ専門業者の紹介サービスもおすすめです。
シロアリ点検を依頼したい個人と、優良なシロアリ駆除業者がマッチングするようなサービスで、地域や価格などの要望を絞ったうえで優良なシロアリ業者を紹介してもらうことができます。
マッチングサービスに登録している時点で、日本しろあり対策協会への加盟やある程度の実績などを満たしているので、悪質な業者にあたってしまう可能性はかなり低くなるでしょう。
シロアリ業者の見積もりが安すぎるときはちょっと待った
シロアリの駆除や予防施工には、床下や天井裏など狭くて危険な場所に入らなければなりません。
人件費と長い年月をかけて開発された自然分解する薬品などへの材料費がかかります。
他業者と比べて安すぎるシロアリ業者は、悪質業者であったり、シロアリ駆除技術が低い可能性があります。
見積もり内容や口コミをしっかりと確認するようにしましょう。
優良なシロアリ業者一覧や、紹介サービスも参考にしてみてくださいね。