シロアリ

シロアリは何で気づくのか?シロアリに気づいたきっかけランキングを参考に被害を最小にとどめよう!

・マイホームのシロアリ被害が心配…
・じめじめして暑い季節はシロアリが活動的になるときいたことがある…
・シロアリ点検をしたいけど業者選びがむずかしい…

このようなお悩みをおもちの方に読んでいただきたい記事です(このページは約5分で読むことができます)

シロアリ被害について、何がきっかけで気づいたのか、統計をもとにご紹介します。

大切な住まいがシロアリ被害でボロボロになっていた、なんて悲しすぎますよね。

築年数が浅くても、条件がそろえばシロアリの被害にあってしまう可能性があります

シロアリは床下や畳の下でじわじわと木材を食べて被害が進行していくため、初期の段階では気づきにくいといわれています。

シロアリの被害に気づいたきっかけを知って、シロアリの侵食がひどくならないうちに対策を打ちましょう!

シロアリ被害に気づいたきっかけ(シロアリ110番のアンケート調査より)

シェアリングテクノロジー株式会社がシロアリ被害にあったことがある人を対象にしてアンケート調査を実施しています。

シロアリの被害に気づいたきっかけで最も多かった回答は「羽あり(死骸・残骸も含む)をみた」でした。

出典:シェアリングテクノロジー株式会社「シロアリ被害に関するアンケート
※グラフ形式は一部変更

羽アリ・シロアリをみた 約50%

シロアリの被害に気づいたきっかけで最も多かったのが「羽アリ(死骸・残骸を含む)をみた」の26%、加えて第3位の「シロアリをみた」が19%、あわせて約50%の人は「羽アリ・シロアリをみて被害に気づいた」ということになります。

家の中や、庭に羽がついた小さなアリがチラホラ・・・ 

もしや?と思って、シロアリ点検や駆除の専門業者に連絡したり、自分で床下を点検してシロアリの被害がみつかった、というパターンが一番多いことがわかりました。

羽アリやシロアリは実際こんな感じのビジュアルで、それぞれ特徴があります。

羽アリやシロアリを見かけたら、すぐにシロアリの専門業者に連絡をして点検をしてもらったり、被害が広がる前に駆除をしてもらうことが重要です。

しかし残念なことに「羽アリ・シロアリを見かけた」という時点では、すでに床下や畳の下でシロアリの侵食が進行してしまい家の土台が弱まっている可能性も高いのも事実です。

「手遅れになる前に気づいてほしいシロアリの初期症状」についてこちらにまとめているので、ぜひチェックしてください。

建材のゆがみ・床がふかふかしていた 約20%

シロアリの被害に気づくきっかけで2番目に多いのが、「床・壁などがふかふかしていた」でした。

シロアリ被害のイメージで多いのは、床下の柱がシロアリに食い尽くされて木造部分がすかすかになっている場面かもしれません。

イメージの通りで床や畳の一部がふかふかと沈むような感じがする、シロアリの侵食が進行すると体重をかけただけで床が抜けてしまった、なんてことも実際にあります。

ここまでシロアリの被害が進んでいると、本格的な専門業者による駆除が必要だったり場合によってはリフォームの検討をするべき事態になり大きな負担となってしまいます。

シロアリの被害については、火災保険が適応されないことが多くあります。

家屋の修繕やリフォームは高額な費用がかかりますので、事前の点検や予防が重要です。

食べ跡や木くずが落ちていた 約20%

シロアリの被害に気づくきっかけで3番目に多かったのは、「食べ跡や木くずが大量に落ちていた」です。

家の柱や壁に、手のひらくらいのこんもりとした木くずの山をみつけて害虫の被害に気づくパターンです。

木くずに見えるのは、シロアリのフン(排出物)です。

シロアリは木材やダンボールを食べているため、黒・茶色~ベージュ色で1ミリくらいの粒状で木くずのようなフンを排出します。

シロアリ以外の害虫であったり本当に木くずが落ちているだけの場合もありますが、不自然な木くずの山を見つけたら片付けるのではなくその様子を写真に撮り害虫の専門業者にみてもらいましょう。

蟻道をみつけた 約7%

「蟻道(ぎどう)」とはシロアリが作るトンネルです。

シロアリは太陽の光や乾燥した空気が苦手なため、外にでて活動するのは命の危険になってしまいます。

床下などの暗くて湿気の多いところで活動しています。

床下に入り込むときも庭をテクテク移動するのではなく、木の幹の中から土へ向かって進み、地面の中を移動していきます。

地表や木の柱の表面を通るときは「蟻道」と呼ばれるトンネルをつくり、その中を移動します。

蟻道は、土とシロアリの分泌物から作られていて、柱やコンクリートの表面に接着しています

あちこちに張り巡らされた蟻道は、すでにシロアリの被害が進んでいることを意味します。

ただしシロアリの蟻道はクロアリが作る蟻道と見間違えることもありますし、クモヤドロバチの巣とも似ているので自己判断するではなく専門業者に連絡して現地調査をしてもらいましょう。

また、シロアリの蟻道ではないものを「蟻道があるのでシロアリの駆除が必要」といって料金を請求する、という悪質な業者も存在するので注意しましょう。

シロアリの悪質業者の見分け方も解説しているので、参考にしてくださいね。

定期点検で見つかった 約6%

シロアリの定期点検は5年に1回がベストです。

シロアリの予防薬剤を散布した場合、シロアリ対策の効果は約5年間かけて弱まっていきます。

なんと築25年の木造住宅では約20%の割合でシロアリの被害が見つかるというデータもあります。

シロアリの被害が大きくなると、住宅の耐震性も落ちますし資産価値としても大幅に下がってしまうので、定期点検をして早期発見、早期介入できるよう備えていきましょう。

羽アリ・シロアリをみかけたときは被害が進行している?!

羽アリやシロアリをみかけたときには、家の侵食被害はすでに進行していると考えられます

シロアリは通常、地上や明るいところにでてくることがないのですが、それでもシロアリをみかけた、羽が落ちていた、ということはかなりの数のシロアリが床下や柱の中に侵入していて、建築部分を食べ尽くしたことを意味意味しています。

シロアリの皮膚はとても薄くて太陽の光や乾燥した空気がとても苦手なため、庭先で活動することはほとんどありません。

床下に侵入するときも、土の中や蟻道の中を移動してきます。

シロアリの死骸や羽が落ちていたときに、とるべき行動はただひとつ。

「写真をとってシロアリの専門業者へ連絡をする」ことです。

殺虫剤をまいたり、自分で床下を点検することはNGです。殺虫剤によってシロアリが全滅することはありません。

生き残ったシロアリが拠点を変えて活動を再開し、知らない間に住宅のあちこちへ被害が拡大してしまう可能性すらあるのです。

床下は暗くて狭く、配管や木材が飛び出していて素人が入って点検をするのはとても危険なところです。

無料での訪問見積もりや、点検をしてくれるシロアリ専門業者も多いので、まずはシロアリの優良業者へ相談連絡をしてみましょう。

シロアリ点検・予防は5年に1回が目安

新築の時点では、シロアリ予防の薬剤を散布していることが多いです。

実際に公益社団法人日本しろあり対策協会では

”協会では5年を超えて長期間有効な薬剤は環境によくないと考えています
そのため認定する薬剤の有効期限は5年になっています”

引用:公益社団法人日本しろあり対策協会

と明示されています。

5年後にプツッと薬剤の効果が切れるのではなく、時間をかけてゆっくりと薬剤が分解されていきます。

薬剤の特徴をふまえると、5年ごとのシロアリ点検・予防施工が理想的です。

新築の場合でも、建てたときに散布した薬剤は5年間で効果が半減すると考えて、築5年たったころにはシロアリの点検・予防施工を依頼するようにしましょう。

シロアリ被害は「羽アリ・シロアリの目撃で気づく」が約半数

シロアリの被害に気づくできごとの約50%は「羽アリ・シロアリの目撃」でした。

しかし羽アリやシロアリ、その死骸をみたときにはすでに建物の侵食が進んでいることも多く、手遅れの可能性があります。

大切な住宅を守るためには定期点検と予防が必要なので、優良な専門業者へ相談しましょう

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